スポーツ大国日本を目指そう!
今月の大きな明るい話題と言えば、韓国の仁川で開かれているアジア大会であろう。
4年に一度のアジアオリンピックといわれるこの大会は、本番のオリンピックの成果を占うためにも非常に大きな役割を果たしてきた。
やがて2年後に迫るリオオリンピック、更にその先にある東京オリンピックに向けて着々と強化を図ってきた日本の関係者にとって日本のスポーツ界の勢いを確認できる最大のチャンスになったわけである。
連日、競泳をはじめ体操等々あらゆる分野で金メダルをはじめ銀・銅メダルを獲得し、日本人としては大いに感動を覚え、久方ぶりに明るい話題が日本中に広がった事は喜ばしい限りである。
世界を見ると未だウクライナ地域の紛争、あるいは最近世界の脅威となってきたイスラム国という中東地域最大の脅威の拡大等々、不安なニュースが広がる中で、オリンピックだけはアジアの国々が幅広く参加して試合を競い合うというところに喜びがあり、涙があり、そして勇気や感動、夢を与える。
日本の子ども達にも明るい夢や希望が広がっていると思う。
このようにスポーツというのは古来から国同士が争うと言ってもお互いに勝っても負けても相手を讃え合いながら、己のプライドも満たしていくという人類全体にとって好ましいものであることは言うまでもない。
特に最近は色々な競技が登場してますます多様化する中に、多くの国や地域が参加し若者の共通の祭典として喜び合う姿は世界の平和にも大きな影響を与えるものと確信できよう。
世界の国々の多くの人々がこうした各種競技に参加する中で、スポーツを通じて国際間の友情あるいは他国への理解を広げる中に、日本としては最も平和外交に直結するものとして、更にこうしたスポーツの振興に取り組み、2020年に開催する東京オリンピックでは世界中が平和を享受しながら、これまで以上に多くの国や人々が参加する素晴らしいオリンピックになることを期待したい。