活動報告

2018/07/19

【レポート】7月18日(水)小川和久さんを迎えて月例勉強会を開催しました

 

7月18日の月例勉強会は、陸上自衛隊ご出身というご経歴を持ち我が国の国家安全保障、並びに危機管理等について研究を重ねられ軍事アナリストとして名高い、静岡県立大学特任教授の小川和久氏を講師にお招きし、「米朝首脳会談後の極東の安全保障」と題してご講演をいただきました。
ご講演は、6月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談に至るまでの韓国や北朝鮮に加え米国や中国の首脳会議の心理的やり取り等から始まりました。北朝鮮をめぐる問題について、我が国には現在も朝鮮国連軍基地が7か所もあり、何か朝鮮国連軍が動くという場合には、地位協定に基づいて我が国政府も便宜を図らないといけないという現実を考えれば、日本の政治指導者は蚊帳の外に置かれているのではなく積極的に堂々とこの問題に取り組むべき立場にあると説かれました。
専門的な情報網と知識から成る小川先生のお話しは非常に説得力があり大変勉強になりました。
また、1年ぶりに僅かな時間ではありましたが懇親もでき有意義な時を過ごすことができました。小川先生ありがとうございました。

 

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2018/05/24

【レポート】5月18日(金)寺島実郎さんを迎えて月例勉強会を開催しました

 

5月18日、月例勉強会を開催いたしました。
今月は毎春お越しいただいている寺島実郎さんをお招きし「2018年 世界潮流と日本の進路」と題してご講演をいただきました。
世界がITを中心としたデジタル企業に専制されつつあること、過去のIMFによる実質経済分析と今後の見通しの流れ、日本の貿易相手国のシェアの推移(貿易総額)、技能五輪国際大会の日本大敗北に見る日本の技術力低下の危機、日本の人口減少化と高齢化の今後為のジェロントロジー(gerontology、高齢化社会工学)の必要性、最近の米朝中ロの戦略体制等、今後日本が直面する課題について緻密な資料を基に分かり易くお話し下さいました。
膨大かつ最新の情報源と向き合いながら世界の流れを把握されている寺島さんのお話しは非常に説得力があり大変勉強になりました。

 

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2018/04/19

【レポート】4月19日(木)孫崎享さんを迎えて月例勉強会を開催しました

 

月例の昼食勉強会を開催させていただきました。講師は元外務官僚で東アジア共同体研究所所長の孫崎享さんで、テーマは「北朝鮮情勢と東アジアの安全保障」。
今の東アジア情勢についての様々なメディアの報道には、現政権における日本外交の成果を強調している楽観的な論調のものが多く見受けられますが、孫崎さんは外務官僚時代の経験と情報網を元に、日本が置かれている本当の立場と米朝双方の思惑、そして今後の取るべき対応について、ご講演していただきました。
 
冒頭、北朝鮮と日米の現状の関係についてのご説明があり、日本は予てより北朝鮮問題に関しては、アメリカと歩調をあわせて圧力外交を展開しているが、それによって北朝鮮が核を放棄する、或いは核査察を受け入れる可能性は極めて低いということ、そしてアメリカと共にこの問題に取り組んでいる限りは、拉致問題が具体的に進展することもまた有り得ないだろうとのことでした。
そして、直近のトランプ政権の東アジア外交における戦略と思惑としては、既に次期大統領選を見据えた政権運営に着手している中での実績作りとして、一つには北朝鮮との対話による平和的な関係改善の道を選択肢として持ち交渉を行おうとしていること、そしてもう一つは日本との関係において、これまでの蜜月状態から少し距離を置き、鉄鋼などの輸入制限で、ロシアや中国と共に日本も除外対象から外すことによって、対日貿易で一定の成果と支持を得ようとしているとの見解をお示しいただきました。
 
このような状況を踏まえ、日本と北朝鮮との外交問題においては、核の脅威への対応は、所有能力ではなく使用する意思の方をなくしていくために、対話によって関係を構築していくべきだとし、これまでとは違う日本独自の外交戦略と手法を実践していくことの重要性を強調しお話をされました。

 

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2018/03/14

【お知らせ】 3月16日(金)ニューズ・オプエド出演のお知らせ

3月16日(金)17時00分~ 上杉隆さんの「ニューズ・オプエド」に出演いたします。
放送予定は下記の通りです。皆様ぜひご覧ください。
 
番組名 :報道ライブ「ニューズ・オプエド」(外部リンク)
    ※ニューズ・オプエド公式サイトより番組をご視聴いただけます
出演時間: 17時00分~18時00分

2018/03/08

【レポート】3月7日(水)金子勝さんを迎えて月例勉強会を開催しました

 

昨日も月例の昼食勉強会を開催させていただきました。
講師は経済学者で慶應義塾大学経済学部教授の金子勝さんで、テーマは「日本経済の今後の課題」。
金子さんは、現政権の経済政策全般に関して様々な角度から分析を行い、その成果や今後の見通しに対しては総じて厳しい評価をされていますが、今回の勉強会においても改めて現在の日本経済がいかに深刻な状況にあるかをご説明いただきました。
前半は、現在日銀が行っているいわゆる異次元の金融緩和策についての批評で、現状もはや自転車操業のネズミ講状態であるとし、止めれば債務超過に陥るため、国が破たんするまでは続けざるをえない状況にあると指摘されました。これは経団連を中心とした既存の産業界や、金融資本主義が主流となったアメリカからの要望通りに政策を行った結果であり、企業の内部留保と海外への投機マネーが増加しただけで、設備投資や新産業の育成などの経済成長策には結びついてないとの事です。それにも関わらず、黒田総裁の続投とアベノミクスの継続を決めた安倍政権に対して、抜本的な経済政策の見直しと、金融緩和策に対しては長期的な出口戦略の実施を強く求めていました。
後半では、バブル崩壊後の失われた20年について、GDPや実質賃金、国債残高の推移と、その背景にある経済・外交政策の流れをご説明いただきました。先進国で唯一経済成長がほとんどなく、財政赤字だけ増え続けるこの現状は、93年の日米構造協議(日米包括経済協議)による公共投資への莫大な財政出動と、97年の消費増税及び緊縮財政によるマイナス成長によって、長期にわたる経済の停滞が始まったと話されました。また経済の自由化・国際化の名の元に規制が緩和され、企業の吸収・合併や雇用の非正規化が進み、消費が冷え込んでデフレ状態へと陥っていってしまっているが、何ら効果的な政策が打ち出せないまま今に至ってしまっているとの事です。
私は、今回の金子さんのお話を受けて、日本の背後には常にアメリカの影が見え隠れしており、日米関係の見直しなくして日本経済の復活は有り得ないのだと改めて実感しました。

 

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