4月の一言

今こそ対米自立のとき!

北朝鮮に世界の注目が集まっている。アメリカが北朝鮮を経済制裁で追い詰めた後、最後は武力にまで訴えていく姿勢もみせている。そんな事になれば近隣国の日本にも大変な事態が発生する事は当然のことであり、なんとしても米朝戦争を避けなければならない。
歴史的に遡って考えれば、かつての3年間にわたる朝鮮戦争は休戦協定の締結によりいったん終止符を打った。当時の指導者の金日成、その後を継いだ金正日、そして現在の金正恩、まさに三代に渡って北朝鮮は自分達の恐るべき敵は米国と認識し、アメリカに対抗し核ミサイルやICBMの開発を着々と計画し、実行してきたのは間違いがない。そしていよいよ、核開発も最終段階に到達する中に、避ける事が出来ない米朝会談に政権の意地をかけて踏み切る事を決意した北朝鮮は、その後ろ盾として中国、ロシアなどの大国と関係を深めながら、アメリカと対峙する環境づくりを行っている。
その中に、我が日本が当事者の一国でありながら然したる存在感を示せず、埋没している状況を見るとき、これが戦後、日本人が創ってきた日本国という国家の姿であり、外交であったという事を改めて痛感する。
日本は国民の生命・人権に関わる拉致問題という非常に大きな案件を北朝鮮との間に抱えており、本来であれば核の問題を含め、多角的且つ高度な外交戦略をもってこれらの問題を解決していく必要がある。日本が外交の先頭に立つぐらいの気概と存在感がなければならないのだ。
よって、日本がこれまでの米国一辺倒の姿勢でこれらの問題に対処していいのか。この辺りで日本もしっかりと立ち止まって、自国の発展、繁栄、アジアの中の経済大国としての責任を改めて考える必要がある。
日本がアメリカと連携・協力する事には意味があっても、やはり日本はアジアの国の一つとして、アメリカの外交方針に則り従属していてはならない時代が到来している。この機会に、対米自立を腹にすえて、改めて自分の国は自分で守るという独立の精神を呼び起こしながら、明日に向かって日本およびアジア地域の成長と繁栄を考えるべき時である。

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