7月の一言

都議選の結果は日本の政治が変わるきっかけ

昨日行われた都議選の結果は驚くべきものであった。
安定的な政権を維持し、その地位を不動のものにしたかと思えた安倍政権だったが、独裁的な政権運営のやり方や自民党議員のスキャンダルを非難する国民の声が都議選の大逆風となって自民党の議席を57から23まで大幅に減らし、代わって都知事率いる都民ファーストの会が公認候補50のうち、49人当選という大勝利を収めた。
まさに、近年見られた都政の停滞をその政策というより、改革しようという政治姿勢が評価され、都議会に大量の新人が都民の意志により送り込まれたという事であろう。
もともと、思い起こせば小池都知事はかつて小泉純一郎元総理の提唱した「郵政民営化こそ便利な世の中を創る」という小泉旋風にのって、当時、私をはじめ数多くの自民党議員が主張した、この法案はアメリカ金融資本の要請によるアメリカ大統領の日本叩きに過ぎないという正論を無視して本会議採決を行い、反対をした自民党衆議院議員全てに刺客(公認候補)を送り込んで、アメリカ追随を断行した。これは国政史上、歴史に残る言論大弾圧であり、その先頭に立って私を自民党から追放した人物である。彼女の特色は日本新党時代から一貫して国民は政策よりも風を選択するという認識に立つ選挙上手な政治家である。今回もまさに都政の停滞を打開するのは今だとばかりに立ちあがり、都知事選に圧勝したその勢いをもって、安倍一強の名の下に胡坐をかいた自民党政権に不満をつのらせる都民の受け皿として都民ファーストを立ち上げたその結果が、今度の都議選の勝利に繋がったものと思われる。
これは、現在の政権の終わりのはじまりであり、新しい時代の始まりを告げる予兆とも言えよう。世界が今、アメリカのトランプ現象、フランスのマクロン大統領の当選とその新党の躍進等、大激動する中にやっと日本の国政も大きく変わるきっかけとなると思われる。
新たな政党がこれから日本でも誕生すると思われるが、私はかねてから主張している通り、今日本にとって必要な政策の大転換は戦後70年、日本を占領した米国の言いなりに今なお押し付けられている日米地位協定の改定に独立国として政治家、そして国民が立ちあがる事が出来るかどうかであり、かつての素晴らしい近代日本を創り上げた福沢諭吉の言葉、「独立自尊」を思い起こす時であろう。

Copyright© 2007-2016 Office Koki Kobayashi All rights reserved.