12月の一言

一年を振り返って

 平成22年も間もなく終わろうとしている。
今年一年を振り返ると、政権交代に対する国民の期待に応えて政治が前進したとはとても評価できない残念な一年だった言えよう。
 また、民主党内もコップの中の嵐のような権力闘争が、代表選が終わった後も続いており陰鬱な感じでもある。本来、政権交代という大事件を成し遂げた後は、当然、新しい日本を創るために挙党一致という事が大事である。党内のあらゆる人材を活用し、また意見を党内から汲み上げ、そして強力に前進するという事がなければならないにも関わらず、こういった状況であるのは誠に残念だと言わざるを得ない。
 やはり、目の前の事を解決するばかりではなく、先を見据え大局的な見地に立って民主党のリーダーも頑張ってもらわなければならない。残念ながら私自身、この民主党には日が浅く、まだまだどのような構成になっているのか、或いは構造になっているのか分からない点もあり、民主党の中で意見を具現化していくという事について、十分な事が出来なかったという己の非力さを感じる一年でもあった。
 しかし、考えてみると民主党の体質に根本的な問題があるとすれば、党の体質を改善するか、それとも新しい政治の流れを今一度つくり、政権交代を意味のあるものにしなければならない。特に民主党の問題は、党の意見を集約する政調会長が内閣の一員であることだ。党と政府とがはっきりと役割分担していないという事に問題があると、これまでも私は党内でも指摘してきた。やはり、党は党として意見を取りまとめ、それを政府に伝える。この緊張関係の中で、結果としてより良い政治が生まれてくると私は思っている。党員の意見を、あるいは議員の意見を政調に集約し、それを各省庁にしっかりと伝えると同時に議論を巻き起こし結論を出していくという活気のある政党にしていく事が、民主党が政権政党としての役割を果たす道ではないだろうか。これが一年を通じて私が感じた所である。

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