7月の一言

原点に帰る

私事で恐縮ですが、去る6月30日に母が他界いたしました。100歳という年齢を考えれば大往生、仕方がないという事もありましょうが、息子としてはいくつになっても母を亡くすのは大変辛く寂しいものです。この上は、私の政治活動を支えてくれた母の為にも、その個人的な感傷を抑え、原点に立ち帰って頑張らなければならないという思いを強くしております。
私は昭和19年、戦争が終わろうとする敗戦の色濃い時に生まれ、父はその事を察したのか息子である私に、日本を今一度という思いを託して興起と名付け、物心がつくと幼い私に政治家になってこの日本を立て直せと語ってくれました。そして、父の思いを裏から支えたのが母の言葉であったと思います。母は、長野県岡谷市が諏訪郡平野村といった頃の最後の村長を務めた家の娘でした。村長として祖父は、多くの村民が押し掛ける中に堂々と村民を説得し、初心を貫き立派な功績を打ち立てた事を、幼い私に具体例をひきながら良く話してくれました。私はその環境の中で、父が言う政治家の大きな志と、母が語ってくれた勇気と実行力を幼心に深く胸に植え付けたのです。
その頃を振り返ると、鮮明にその時の言葉が蘇る中に、この日本が戦後70年、相変わらず占領下から解き放たれず、日本中いたるところに占領軍の基地が存在する事をおかしいと思う政治家もいなくなり、首都東京には横田基地が置かれ、沖縄県の辺野古の海を埋めて米軍基地を造る事が、安全の為には当然だと言う他力本願の哀れな議論に対し、反対の声も沖縄県以外で広がりを見せていないこの状況を変えるには、私自身が声を出さなければならないと痛感しています。明治の思想家、福沢諭吉がいう独立自尊、日本に戦前みなぎっていたこの思いを実現する事こそ私に課せられた使命だと思います。
かつて経済大国と言われた我が国は、独立の心を失い、世界一高い消費税を実行され、それに対し反対する声も出てこない有様であり経済面でも我が国の前途はまさに何の展望も開けていない状況です。漏れ続ける福島原発を止めるという声も起きず、政権が血道を上げているのは憲法を解釈で改正してしまえば良いという法治国家とも思えない暴論であり、その下に意味のない安保論議が繰り広げられている低レベルな政治が横行しています。
まさに今こそ、落ちるところまで落ちた日本の意識を覚醒させ、この国に今一度、国家独立の意義をかみしめながら新しい未来を拓かなければなりません。幼い時に私が誓ったこの政治の原点を、母の死を契機に命懸けで実行しなければならないと思うのです。
しかしながら、世の中の流れも少しずつ変わってきたような感もあります。来年の参議院選挙、世直しを実行する為にも同志を日本各県に立てて、同志と共に新しい日本を打ち立てる時が来た、その思いを深くしております。どうぞ国民党に対し絶大なご理解とご支援をいただきたく存じます。

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