9月の一言

安保関連法案成立を受けて

9月19日未明、安保関連法案が参議院本会議を強行採決で通過した。反対する大勢の国民の声を無視する形で採決された法案であったが、憲法を解釈で改正するという暴挙を侵してまで、今、この法案を通す意味が政府にあったのか改めて問われなければならない。
世界で戦争が起きているところは、言うまでもなくシリア難民問題を発生させ動乱の最中にある中東である。中東動乱に頭を悩ます米国にとって日本の応援があるならば、これ程嬉しいことはなかろう。しかし、遥か遠く中東まで日本の自衛隊を差し向けることが世界の平和にとって、あるいは、日本国民にとって本当に意味があることなのかどうかは十分議論されなければならない。かつて米国に依存していた韓国がベトナム戦争に参戦し、多数の死者を出したことが思い起こされる。今日、世界平和のために軍を出さなくても平和に向けて関係各国への外交での働きかけで十分貢献することも可能であろう。そもそも日本にとって、国益を守る為に大事な事は自主独立の外交であるが、この国は戦後70年、未だ本当の独立を達成していないことを思い出さなければならない。
日米地位協定なるもので日本中に米軍基地を置かれ、しかも米兵の犯罪を取り締まることもできず、厚木の騒音訴訟に見られるように、騒音を出しているのは米軍機であるにも関わらず飛行停止をさせることもできない。また、山ほどある広大な米軍基地が展開される沖縄にあって、県知事を先頭に県民が反対する中で、わざわざ綺麗な辺野古の海を埋めてまで米軍基地を造る必要があるのか等の問題を冷静に考えるならば、今こそ日米地位協定を改定し日本の主権が米軍基地に及ぶ形で日米対等の話し合いの下に、米軍基地の大幅な整備縮小という路線に向かって進むことこそが、この国が世界から独立した国として頼られ、尊敬される新時代を切り開くことができるのである。このような問題を争点にして来年夏の参議院選挙、国民党は日本の明るい未来を切り開くために前進していきたいと考える。
なお、テレビというのは広く皆さんに私の意見を伝えることができるツールとして重要であると考えるが、下記の通り9月末から10月にかけてTOKYO MXテレビでお話が出来るチャンスをいただけたので、ぜひご覧ください。
【メディア出演情報】
TOKYO MXテレビ(9ch)にて出演予定
「淳と隆の週刊リテラシー」9月26日(土)17:00~17:55
「西部邁ゼミナール」戦後七十年連続企画 『戦後七十年をいかに見る』
<全4回>
①10月11日(日) 9:30~10:00
②10月18日(日) 9:30~10:00
③10月25日(日) 9:30~10:00
④11月 1日(日) 9:30~10:00

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