1月の一言

年始に思うこと―明治維新150年の記念すべき年にあたって

新しい年を迎えて思う事が多々ある。
その一つは、この劣化していく政治の中でこれからの日本をどう立て直して行くかという思いである。
折しも今年は、当時アジア諸国が欧米列強の植民地としてあえいでいた時、極東の島国日本が敢然として立ちあがり、国家国民を挙げて西欧に追いつき追い越す為の近代化政策を果敢にうって、アジアの人々に希望を与えた明治維新の幕を開いて150年目の年になる。アジア解放の時代の流れはそのまま加速され、太平洋戦争をきっかけにアジアの国々はまさに欧米諸国の植民地から独立して今日のアジア諸国の発展がみられるのである。
当時、日本は戦争に敗れはしたものの戦前の教育を受けた指導者層のリーダーシップと国民全体の努力によって今日の豊かな日本を創る事が出来たけれども、昨年同盟国であるアメリカ大統領トランプ氏を招くにあたって、表玄関の羽田から迎えるのではなく事実上の占領軍基地である横田基地に迎えるということが平然と行われた。今の日本は外国から日本はアメリカの植民地だと言われるレベルにおちた外交戦略をとる政府と、こんな屈辱的なことをされても文句を言わない国民とで成り立つ国家に成り果てている。
私は今月寄稿させていただいたオピニオン誌『伝統と革新』のなかに書かせていただいたが、やはり今必要な事は世界が恐れた日本の「サムライ」の精神を日本中に復活させる事ではなかろうか。この精神を持った政治家こそが命を懸けて日本再興の為に必要な勇気と覚悟を持つ事であろう。
戦後のアメリカによってサムライ精神を骨抜きにされた日本を今一度立ち上がらせ、明治の尊皇攘夷論をもう一度噛みしめ、尊皇を「国民主権の尊重」と置き換え、攘夷を「日本独立」と読み替える事によって、新たな日本の将来を切り拓く国民運動を起こす事が出来るのではなかろうか。まさに明治維新とはアジアにおける日本民族の西欧に対するアジア独立運動の先駆的叫び声であり、その実現に努力してきた日本の心意気が今消え果ようとしている時に明治維新を改めて偲ぶ事は国家の独立なくして国家の発展がないという歴史的事実を全国民が知ることとなると思われる。

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