2月の一言

日本は北朝鮮問題にどう対処すべきか

ご承知の通り隣国、韓国の平昌で冬季オリンピックが開催された。
当然日本の選手も多数出場し、またメダル獲得という素晴らしい成績を収めた選手も出て、連日テレビでの放送を見ては感動と喜びの毎日であった。
一方、開催された場所柄もあってオリンピック開催の裏で韓国と北朝鮮との南北統一融和に向けた動きが話題になった。今日、高まる極東の緊張は言うまでもなく北朝鮮とアメリカとの抜き差しならぬ関係が進展する事の反映であって、世界がここに注目している。しかし、北朝鮮と韓国とは同一民族であり戦争よりは仲良くしたいという思いが双方にあるわけだから基本的にはアメリカと北朝鮮の間を韓国がどう取り持っていくかというところに尽きるのであろう。我が国はその歴史的な経過を遡れば、朝鮮半島と日本との関係はまさに日本国が出来て以来の長くて深い関係があるはずであり、日本の近代を創り上げた明治の時代に新たな関係が生じたといえよう。隣国であること、歴史的に長い関わりがあること等々を考えれば、日本はこの朝鮮半島を戦火ではなく平和裏に守るという事が使命であるとも感じられるなかでオリンピックの場とはいえ南北関係が融和の方向を示したのは誠に喜ばしい事である。
北朝鮮とは拉致問題等、日本国民として許せぬ問題が残されているが、その拉致問題を解決の方向に導く為にも日朝の国交回復を含めた話し合いの方向こそが望ましいのであって、今のようにアメリカの尻馬に乗って北朝鮮に圧力を加える事だけをしていても実のある回答は何も出てこない。ここで日本が音頭をとる形で南北の融和に向けて積極的な働きをしてこそ南北両国のみならず世界から期待される日本になれるのであり、アメリカの思惑を別として日本としてアジアの平和の為に大きな働きをすべき時ではなかろうか。

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