活動報告

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【レポート】7月4日(火)「小林興起君と語る政経懇話会」を開催いたしました(2/2)

加瀬 英明先生

私は小林興起先生とは古くなります。もう長い間、小林興起先生の応援団の一人を務めてきました。小林先生は昔から先見性、先を見るしっかりとした目を持たれていて、日本はアメリカから独立しなければいけないという事を言ってこられました。
今、トランプ政権下のアメリカは、アメリカは超大国ではない、アメリカだけ良ければよい、アメリカファーストという事を言うようになっています。
ですから小林先生が以前から言ってこられたように、日米の友好関係を大事にしながらも、日米対等の関係を築かなければなりません。
今年は明治元年から数えて、ちょうど150年目にあたります。
日韓関係をとると、この144年間全く変わっていません。
144年前というと明治6年ですが、当時の日本は今のソウルに大使館を持っていなくて、釜山に倭館という日本の代表所を持っていました。
朝鮮の政府がその倭館の前に日本を罵り、誹謗中傷する大きな立札を建てました。それに対して日本政府は、朝鮮政府に対して、これを撤去するように強く求めましたが、朝鮮側はこれを受け入れませんでした。
その為に東京では西郷隆盛をはじめとして、征韓論が起こります。
今、韓国は我がソウルの大使館の前に置いた慰安婦の像、釜山の総領事館の前に置いた慰安婦の像、これが国際条約の違反であるのにもかかわらず、撤去する事を拒んでいます。
片や明治の初年度の日本にとっての最大の脅威は朝鮮半島から発していました。日本は朝鮮半島を巡って、まず、中国である清国、そしてその次はロシアと、死活をかけて戦う事を強いられました。
今、北朝鮮の脅威が募る中、日本は慄くようになっています。
また、中国の脅威も募るようになっています。ですから日本は今、150年前の幕末の日本と全く変わりません。しかし、どうしてアジアの国の中で私達日本だけが、見事に明治維新という近代化を行って、たちまちのうちに、白人が支配していた世界のなかで、有色人種として一等国になることが出来たのでしょうか。
それは幕末の日本人が、日本を想う強い信念、熱い血と心を持っていたからでした。今日本はまた幕末と同じ状況に直面しています。
日本は独立心を一日も早く取り戻して、ジャパンファースト、トランプさんは“Make America Great Again”と言っていますが“Make Japan Great Again”の気概に満ちて、これから前途を拓かなければならないというのに、今の日本人にそれだけの活力があるものでしょうか。
私が小林先生に一番期待しているのは、この日本に活力を取り戻す仕事をいっそう取り組んでいただきたいと思います。
応援団の一人として、今日皆様が大勢お集まり下さいまして、小林頑張れとおっしゃっているのに、胸が熱くなるような思いがいたします。ぜひ皆さん、これから小林先生を旗頭にして、この日本を守り、日本を盛り立てていきましょう。


孫崎 享先生

日本は今、大変な岐路に来ていると思っています。
今度の都議会選挙で、安倍政権にNOを明確に示しました。私達はこれから、安倍政権の後、どのような日本を創るかという事を考えなくてはいけない時代に来ていると思っています。
そして時を同じく今、世界を見ますと、ドイツのメルケル首相は「アメリカについていく時代は終わった」という事を言っています。
日本の行く道、世界情勢も国内情勢も私達は新たな道を探し、それに向かって動かなければならない時期に来ていると思います。
日本人論として一番優れた本、ルース・ベネディクトの『菊と刀』という本があります。
「示された道を歩く事は出来るけれども、日本人は自分で地図を作る事は出来ない」という事が書かれています。けれど今、私達は、自分たちで地図を作らなければならない時期に来ていると思います。
地図を作るには、知性とそして高い意識。政治家として日本国民の為に、日本の為に道を築くという姿勢が望まれると思っています。
残念ながら、知性と覚悟を決めた政治家を日本の中で探すのは非常に難しい。けれど、小林先生は両方持っておいでになります。
日本が新しい道を作らなければならない、そしてそれを切り開かなければならない時代、小林先生が今後ますますご活躍出来るよう心から願っています。

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