今月の月例勉強会は、軍事アナリストの小川和久さんを講師としてお招きし「米朝チキンゲームの中間総括」の演題でご講演をいただきました。
北朝鮮の金正恩体制となって以降の核・大陸間弾道ミサイルの開発や実験の活発化、その背後に見える中国やロシア、さらにはアメリカとの関係や思惑などを様々な面から分析・検証し、今後の展望なども含めてご説明いただきました。
なかでも、現在頻繁に報道されている大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験については、その映像をもとに科学的な矛盾点や問題点等を指摘し、マスコミや政府に対して冷静な報道と危機管理の対応を取るよう強調されていました。
また日米の安全保障問題に関しては、トランプ政権に対しても東アジア情勢の緊迫する様々な問題に取り組むべく、現実的な対応としての緊密な連携と協力関係を継続すべきだとのことでした。講演に参加された方々も、日々高まる対外的な圧力や脅威に対しての危機意識・問題意識を強く持っている方が多く、様々な質問やご意見をいただきました。
活動報告
