9月17日に月例の勉強会を開催しました。
今月の講師にはデータに基づいた経済理論が高い評価を受け、デフレ脱却のための公共投資推進、反緊縮財政、反グローバリズムの理論的支柱として注目される経済評論家の三橋貴明先生をお招きし、「菅政権で日本が危ない三つの理由」と題してご講演をいただきました。
本日も三橋先生には、これまでの経済対策について膨大な資料を基にしたまさに数字を直視したお話をしていただきました。
まず冒頭は安倍政権が掲げたアベノミクスについて、財政にプライマリーバランスを重視するというところから、デフレ脱却とうたう中、予算を税制の範囲内に抑える為に政府の支出が抑え込まれ、結果としてお金が回らない経済が続いてきたという話題から始まりました。
そして日本では二十数年間、大企業ですら賃金が上がっておらず、売り上げが伸びないのにコストカットを進めた結果、経常利益は3倍になり、しかもそれ以上に配当金が6倍以上になっているという大企業に潤う部分があっても働く人は幸せにならないという経済であったということを、データを示しながらご説明をいただきました。
その後は消費増税について、前政権を継承するとされる菅政権の中小企業対策等、日本の経済政策の緊縮財政の批判、間違った構造改革等についてもデータを基に言及していただきました。幅広く語っていただくなかでも、一つ一つが大変聴きごたえのあるご講演となりました。
活動報告
