活動報告

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【レポート】2021年1月度勉強会 寺島実郎さんを迎えて月例勉強会を開催しました

今年冒頭の勉強会は、寺島実郎先生をお招きしてスタートしました。
年に一度、寺島先生にお越しいただき、その年の展望をお話いただいています。
今年の演題は「2021年への視座―世界認識の再構築」とし、大きく変化する世界の現状に触れながら、今回も資料に基づく精密な分析をされた上で2021年の展望についてお話をしていただきました。一部ご紹介いたします。

寺島先生のご指摘の中で、かつて日本の世界GDPに占める割合は1998年には16%だったが、2020年には6%に落ちたということに注目しなければならないというものがありました。
現在の資本主義は、金融資本主義・デジタル資本主義という言葉で言い表されるように、データや金融に支配されるものに変質をしてきています。
マスコミ等を見ると日本の株価が非常に高いというような報道がありますが、アメリカ経済に象徴されるGAFAMのウエイトが大きく高まる中にあって、日本の世界GDPに占める割合はとりわけこの10年の落ち込みがはなはだしく、基幹産業である鉄・機械・自動車等の主要産業が世界経済の中心であった時代から大きく転換し、世界の流れから脱落しつつあることが示されています。
こうした中にあって貧困層が増加し、日本人の中でも格差がものすごい勢いで拡大しています。
寺島先生には、今後、これからの日本人の生活を守っていくためにも低くなりすぎた食料自給率を上げ、日本の国民の安心と安全のために農業に加えて医療や防災等、必要な産業の育成を図っていかなければならないとの展望を語っていただきました。
膨大かつ最新の情報源と向き合いながら世界の流れを把握されている寺島先生のお話しは、これからの日本の行方を考える上においても大変感銘深いご講演でした。

今年も国内外ともに政治経済情勢は激動することが予想されます。本会といたしましては、引き続き素晴らしい講師陣をお招きして皆様のお役にたてる勉強会を開催して参りたいと考えております。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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